幸せになるために、私たちは何を目指せばよいのでしょうか。
多くの人は「成功すること」と答えるかもしれません。理想の仕事、理想のパートナー、理想の住まい…。しかし、それらを手に入れたとしても、本当に幸せに満たされるとは限りません。アメリカの著名な心理学者であり作家であるエミリー・エスファハニ・スミスは「実際にそれらを手に入れても、幸せになるどころか不安を感じていた。また友人もそうだった。」語っています。
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エミリー・エスファハニ・スミスとは?
エミリー・エスファハニ・スミスは、アメリカの著名な心理学者であり作家です。幸福や生きがいをテーマに研究・発信を続け、TEDスピーチ「人生を意味あるものにする4つの柱」は世界中で大きな反響を呼びました。
彼女の研究は、まず始めに幸福を追求することは不幸になる可能性があるという点でした。次に大事なポイントは単なる「ポジティブ思考」ではなく、生きがいを持って・意味を持って生きることに焦点を当てています。ここからは、生きがい・意味を持って生きるための4つの柱について紹介いたします。
幸せになるために必要な4つの視点
エミリー・エスファハニ・スミスは、幸せになるためには次の4つの生きがいが重要だと述べています。
①つながり|愛情を持って接する人間関係
人生の生きがいを育む第一の柱は、「つながり」です。家族や友人、同僚など、価値観を共有できる相手と深い関係性を築くことが、充実感と安心感を生み出します。
②目的|行動に意味を持たせる
自分の強みを活かして、誰かに貢献する。これが「目的」です。例えば、医療、教育、福祉、ビジネスなど、分野は異なっても、誰かの役に立つという意識が、私たちに生きる力を与えてくれます。
③ 超越|日常を超えた体験を持つ
壮大な自然に触れる、美しい音楽を聴く、心を打たれる芸術作品に出会う──そんな「超越」の瞬間が、人生に深い意味をもたらします。
日常の小さな枠組みを超えることで、自己を超越し、より大きな存在とつながる感覚が生まれます。
④ストーリーテリング|自分の物語を前向きに語る
過去に起きた出来事を、ただの失敗や苦しみと捉えるのではなく、意味ある物語として再構築する力。それが「ストーリーテリング」です。
自分自身の人生を肯定的に語れる人は、逆境を乗り越える力を持ち、より大きな幸福感を感じやすいのです。
日常で実践するための4つのアクション
幸せになるために、次のような行動を意識できます。
- 価値観の合う人と生活し、心からつながる
- 目的意識をもって、日々の行動に意味を持たせる
- 自然・芸術・創造の場に積極的に触れる
- 自分の人生を前向きなストーリーとして語る機会を持つ
小さな積み重ねが、やがて人生の生きがいを育み、深い幸福感へとつながります。
エミリー・エスファハニ・スミス TEDスピーチの紹介
エミリー・エスファハニ・スミスのTEDプレゼンテーションでは、彼女自身がわかりやすく4つの柱について語っています。
英語での発表ですが、日本語字幕も利用できます。字幕設定方法については、動画プレイヤーの設定(歯車マーク)から「字幕>日本語」を選択してください。
▶️ TEDスピーチを見る(Emily Esfahani Smith: There’s more to life than being happy)
エミリー・エスファハニ・スミスがの実際にTEDでプレゼンを行った映像をご覧ください。
※英語でのプレゼンですが、日本語字幕が利用できます。
字幕の設定方法はこちら。
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まとめ|幸せになるためには生きがいを育てよう
「成功すること」だけでは、人は本当の意味で幸せにはなれない。
幸せになるために、エミリー・エスファハニ・スミスが提唱する4つの柱──つながり・目的・超越・ストーリーテリング──を、日常に取り入れていきましょう。
あなたの人生にも、生きがいと意味を感じられる瞬間が必ず訪れるはずです。
この記事が、あなたの人生のヒントになれば幸いです。
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